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執筆者の写真丸山拓也

親と子

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!



先日長男が5歳になりました。


ママから離れないような子が今ではツンケンしていることが多くなり、4歳上の長女と口喧嘩で勝ってしまうこともあったりと心と身体の成長を感じられて微笑ましいです。


そんなお調子者で悪ガキ感強めな長男。


親としてどんなコミュニケーションを取っていこうか迷いが生まれることもあります。


締めるところは締めて長所を伸ばしていけたらいいかな。


友達と親の間のような接し方はどうかな。


"蛙の子は蛙"よりも"子は親の鏡"


親の考え方が変われば子供も変わると思います。


優秀になってもらいたいからと期待を押し付けるようなことはしたくありません。


かと言って自分たちの子なので、とんびが鷹を生まない限り自然と学力が伸びることはないと言い切れます。


学校ではみんなで問いに答える学び。


社会に出れば、問いは自分で見つけて、考えて、解決までできる能力がとても大事になるので、必ずしも成績というものが全てではないということを伝えていきたいと考えています。


自分が育てられてきた経験や学校生活で何を大切にしてきたかを思い出しながら(多くは失敗例なのですが..)"たられば"を見つけて、子供たちにはそっちルートに行ってもらいたいと願ってしまいます。


とはいえ、あまり堅苦しくならないようにその歳に合った教え方が理想ですが、熱が入るほどに逆効果となってしまいそうなので、意識をしつつ続けていこうと思います。



これまでは伝える側のお話。

ここから伝えられる側のお話。



二年前から参加させてもらっている、利根ヨットスクール。(TYS)


簡単には説明しきれないとにかく熱い会で、群馬の工務店が集まって取り組み方を議論し合い切磋琢磨して真の地場工務店の在り方を追求しています。


しています。というと、さもできているように伝わってしまいますが、まだディスカッションをするまで至れていません。


ここでもお客様の前でも同じく、人間力が試される場所です。


報告や発表では原稿は使わず自分の言葉で臨むのですが、そうすると自分の中で納得のいかない事がざくざく出てきます。


そしてその内容から気になるところを整えて課題とするべき事を伝えてもらえるのです。


居心地の良い空間で美味しいお酒とご飯が並ぶ雰囲気で厳しい言葉が飛ぶのですが、自分では気付ききれない間違いを正せるチャンスが生まれる会は他にはありません。


今回いただいた言葉で印象的だったのは、


自分の課題に立ち向かうときには時間がどうしても足りなくなる。

その足らなかった時間が原因で失敗したとしても周りのせいにしてはいけない。

全てが自分の責任である。



ごもっともでした。


それを納得して終わらせたら言葉を覚えただけになってしまいます。


留めて日々意識して、行動に移して身に付け始められるものなので、自分を見つめ直しながら実行しています。


なぜここまで追い込むのか、追い込もうとできるのかと言えば、工務店業は特に厳しいことを目の当たりにしてきた先輩方から並の覚悟でやっていけるものではないと伝えられ続けてきたからです。


そこには大きな別れ道があって、

①納得して意識を変えていきたいと進む道と


②何も響かず今までの生活を続ける道


即決で①の道を選んだものの、一歩一歩進むほどにこれからやるべきことの課題量を知って愕然とします。


それでも後戻りして②の道へ行く気にならないのは、道を選ぶ前では間違いなく①が険しい道で、②が安定した道だったのですが、①の道へ踏み込んだ途端に②の道が①よりも遥かに険しい道に見えてしまったからです。


険しいというか、道は途切れていたかもしれません。


TYSの先輩方から険しい道を歩ませるような優しい誘導はありませんでした。


経験談を話して強制はしないで判断を委ねる。


道を作ってあげるのは本人のためにならない。


それが伝える側の配慮なんだと気付けました。


愛がないとそこまでのことには及びません。


先輩方は個人間の愛よりも、工務店業界に特別な愛を持っているからこそ、そのように伝えてもらえたのだと思います。



その大きさ、温かさを知り、伝える側の責任に気付けました。


子供に対しても好き放題言わずに、自分の見えている範囲内の言葉で伝えないと迷いっぱなしになってしまいます。


言ったからには自分に返ってくるので、責任を取らなければいけません。


子供と一緒に成長させてもらっている感覚です。


そうなれば家族の時間をもっと大事にできますし、子供をもっと愛おしく思えます。


厳しいから温かい。という対比したものを纏える人間力をまずは自分が持てるよう、磨きあげていきます。


待っててくれ子供たち!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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